新大統領就任を25日に控えた韓国・ソウルで日曜夕、国宝・南大門が放火炎上するという痛ましい事件で始まった一週間。先週末、NHKの女子アナが「遅刻ですよ」と発言して全国最年少知事を激怒させたのに続き、今週はアルカイダ発言のあの大臣も無罪判決事件を「冤罪ではない」、そしてニュース番組のキャスターや経産省の高級官僚まで…。バレンタインの甘い雰囲気もどこへやら、失言に彩られたこの一週間を振り返ります(詳細は記事をクリックしてください)。
■うっかり発言は同級生
女子アナ発言に端を発したNHKと大阪府の橋下徹知事とのバトルが続いている。
生放送での「30分の遅刻で到着されました」で始まり、橋下知事の「もう(NHKの)スタジオ出演はしない」との絶縁宣言まで飛び出したこの騒動。その後、この女子アナが実は知事と高校の同級生であることが判明。橋下知事は「『大人げない』というお叱りも受けた」と殊勝なところも見せてはいるが、睨み合い状態は続行中だ。
視察に行けば小学生にもみくちゃにされるなど相変わらずの人気で、堺屋太一氏から「大阪を世界都市に」と期待の声も上がるが、選挙戦で公約をめぐって齟齬の生じた関西経済連合会の下妻博会長から「これから知事を教育する」と言われ、助成削減を検討している私学について助成を求める私学大会をドタキャンし非難の声が上がるなど、なにやらきな臭い雰囲気が…。今後の展開はいずれも注目で、詳しくは特集「橋下日記」で。
テレビ朝日のニュース番組「報道ステーション」ではメーンキャスターの古舘伊知郎さんが言っちゃった。心的傷害の残る人を指す「アダルトチルドレン」を番組で誤用。翌日、古舘さんは陳謝したが、同番組は日本マクドナルドの調理日改竄をめぐる報道で放送倫理検証委員会から「安易な短絡的映像至上主義の演出」と注意されたばかり。なんともタイミングが悪かった。
「友人の友人がアルカイーダ」と発言、町村信孝官房長官に文書で釈明したうえ、元PRIDEファイターの高田延彦総統に「アホ?」とまでいわれた鳩山邦夫法相もまた言っちゃった。
全員無罪が確定した平成15年の鹿児島県議選における公職選挙法違反事件を「冤罪と呼ぶべきでない」としてしまった。この事件は任意での取り調べ段階で踏み絵などの行き過ぎが問題となっただけに、鳩山法相はまたもや町村長官から苦言を呈され、翌日の国会で「寝ないで考え、辞書引いた」と平謝りすることとなった。
高級官僚も言っちゃった。経済産業省の事務次官がデイトレーダー(短期取引を繰り返す個人投資家)について「最も堕落した株主の典型。ばかで浮気で無責任」との仰天発言。日本株低迷のなかのこの言葉には「市場見えぬ官僚トップの無知」との批判が噴出した。さらに民主党の菅直人代表代行も自民党の古賀誠選挙対策委員長と二階俊博総務会長を引き合いに「顔を見るからに道路利権だけは放さないという決意が表れている」と放言。もっとも中国の英雄、毛沢東国家主席(当時)はキッシンジャー米大統領補佐官(当時)に「中国は貧しい国だが女性は余っている。お望みなら(米国に)1000万人行かせましょうか」との仰天計画を進言していたことが判明。歴史文書では居合わせた周恩来首相(当時)がフォローしたとされている。
■「羊水発言」も余波が…
芸能界でも失言余波が。
ラジオの深夜番組で「35歳になると羊水が腐ってくる」などと問題発言、「言葉遣いよくなかった」と涙の謝罪を行った倖田來未さんは、和田アキ子さんに「今の自分では愛の歌は歌えない」と相談するなど、まだ激震から立ち直っていない様子。謝罪会見のテレビ放送は平均視聴率10.1%と関心を呼んだこの問題、「無知は他者を傷つける」といった批判や「形容はデリカシーに欠けるが、高齢出産にリスクがあるのは発言の通り」といった意見がいまも噴出する。重い雰囲気のなか、元「トゥナイト」の司会者、雪野智世さんが44歳にしてオメデタ。朗報が明るさを運んでくれた。
2月14日といえばバレンタインデー。女優の常盤貴子さんが「イベントは好きで大事にします」(フォト満載)と語れば、グラビアアイドル、南明奈さんは「友チョコ」の配布を宣言(こちらもフォト満載)。新婚の女優、瀬戸朝香さんは気になる中学時代の思い出(さらにフォト満載)を語ったと思えば、女優の長澤まさみさんは赤いエプロンでチョコ作りにチャレンジ(フォト満載)で悩殺。歌手の鈴木亜美さんはひざ上30センチ超のミニスカワンピース(フォト満載)で魅了した。
芸能生活20年となる女優の三浦理恵子さんは報道陣にチョコレートを手渡してフェロモンをふりまけば、モデルで美容ライター、静香さんは手作りチョコをお裾分け(フォト満載)。気になるのはホワイトデーのお返しだが、女性からは著しく不評なモノがあることが判明、ゆめゆめご注意を。
ほかにも熱愛発覚で音楽活動を自粛していた元モーニング娘。の藤本美貴さんがアダルト路線転向で再起を期せば、モデルの土岐田麗子さんは元カレであるインパルス堤下さんとの復縁をキッパリ否定した。女優、市川由衣さんが「サプ男募集中」、人気絶頂の島田紳助さんも「タレント生活あと5年」とのドッキリ発言が続き、携帯電話をかけながら乗用車を運転していた女優の一色紗英さんが摘発された際に「電話に出ただけ。自分は悪くない」と反則切符への署名を拒否したというびっくりするようなニュースも。
ウワサの青森・八戸の美人市議は「恋人は…」の質問に政治家らしく率直に回答。美人市議は雪上ビキニ相撲への出演が取りざたされる学生時代についても回答。フォト特集「ウワサの美人市議」も含めた総力取材の結実は掲載記事一覧からどうぞ。
■因縁のハダカ、そして痛ましい事件事故…
観光ポスターが「客に不快感を与える」としてJR東日本盛岡支社に掲示を拒否された1000年以上の歴史がある岩手・黒石寺の「蘇民祭」が13日夜から盛大に行われた(フォト満載)。祭りは翌日午前5時ごろ、クライマックスを迎え、男衆は袋や護符を得ようと激突を繰り返して無事終了した。
五穀豊穣や無病息災を祈願する伝統行事は無事終わったが、遠く離れた東京・下北沢で事件が発生。祭りに触発された男3人がなんと朝のラッシュ時の商店街でハダカでうろつくというハプニング。祭りとは無関係だが、埼玉では全裸写真で口封じした少年ギャング団が逮捕され、東国原英夫知事で注目の宮崎県庁では全裸で撮影した写真をウェブで公開した男女3人が逮捕された。こちらも無関係だが、かつては海の向こうでは「女性にも裸になる権利を」とのうれしい(?)抗議行動や、「Xマスプレゼントは女性2人 裸で訪問したら」などという、ハダカにまつわる出来事もあった。
しゃれにならない出来事も。雑誌でランク最下位とされたコーヒーショップ「ベローチェ」が出版元を提訴、西武鉄道野方駅では目覚まし時計をセットし忘れた駅員が寝坊して始発から3本目の電車まで自動改札や発券機が始動しないというハプニング。静岡県職員は乗り過ごして時刻表を破壊、逮捕された。
韓国ソウルでは韓国の国宝第1号の南大門から出火。必死の消火活動も及ばず、南大門は全焼して崩壊した。首都ソウルのシンボルだった文化遺産の悲劇に市民は落胆を隠さず、その再建には2、3年、約200億ウォン(約22億円)が必要とされた。
その後、不審な男を見たとの情報が寄せられるなど放火の疑いが強まり、当局に拘束された男が犯行を自供、あまりに身勝手なその動機は悲しみを怒りに変えた。
沖縄では痛ましい事件が…。繁華街で3人連れの少女たちに声をかけた海兵隊所属の米兵が怖くなって泣きだした少女を強姦したとして逮捕された。平成7年には海兵隊員3人が沖縄で小学生女児を暴行するなど繰り返される米兵の犯行に、沖縄県民も「犯罪を根絶できないなら米軍には引き揚げろ」と怒りが再燃。事態は沖縄知事らの「強い怒り」だけにとどまらず、地位協定の見直しや普天間移設に暗雲が漂うなど日米関係にも波及。シーファー駐日米大使の陳謝や東アジア・太平洋担当のヒル米国務次官補も「深甚なる遺憾の意を表明」、その米国務省が捜査への協力姿勢を強調する事態にまでなった。
東京・足立区では民家のシャッターから血が流れ出ているのが見つかり、3人の遺体と両手首を切断されて意識不明の重体だった15歳の高校生が発見された。民家からは血の着いたなたが見つかったが、その後は外部侵入や父親に抵抗の跡がなかったことや重体の少年が「おやじにやられた」と話し、さらに「母親だけを連れていくつもりだった」との父親の遺書も発見された。無理心中事件としてはなぜ両手首を切断したり長男の外出時を狙うなど不可解な面も浮上するが、いつも一緒で仲がよいと評判の一家を襲ったあまりの惨劇に町工場経営一家を襲った不況の影が見え隠れするなど、やるせなさが残った。
izaニュース